vol.97　前世はあるけどない

りゅーとさんからのお便り「初めての質問」

・徳川家康の魂と性質

・宇宙全史が発見した前世の概念

・宿命と運命

4月19日りゅーとさんのお便りです。

『目風様、古川様、スタッフの皆様、毎日の動画投稿ありがとうございます。

初めて質問させていただきます。質問の趣旨は前世（または過去世）とは何か、についてです。

宇宙全史では地上の人（小ダマ）は人生を終えると元ダマに全て人生経験を吸収され、元ダマの中に溶け込んでいき、このとき小ダマはその存在をなくす、とあります』

はい、その通りですね。

『であるならば、私たちが言う、人（小ダマ）それぞれの前世とは一体何を指しているのでしょうか？同じ元ダマから出た無数の小ダマはそれぞれの前世を持っていますよね』

持ってるんですけども。

これ、ずっと昔から宇宙全史を勉強してきた方はすぐに分かるっていうか、分かっておられるんですけども。

あのね、僕は最初そう思ってたんですよ。だから、上の方々に皆さんから質問があると、この人の前世はどういう前世ですか、とか色々聞くんですよ。

大体みんな渋るんすよ、上の方ほど渋る。月読之大神は本当になかなか言ってくんないんすよ。

なんてケチなんだろうと思ってたんだけど、後になって分かったんだけども、 前世はあるんだけど、ないんですよ。

だから、この中でりゅーとさんがおっしゃってるようにですね。

古川はちょっと別なんだけど、特殊な存在だから。

例えば、あれ、質疑応答あるじゃないですか。あれ、ほとんどもう前世の話に入ってるんですけども、 例えばAという魂があって、この人の前世が例えば徳川家康だとしますよね。

ところが徳川家康の魂は集合魂に戻って、もう集合魂に溶け込んで無いわけですよ。 まだ戻ってないのかな？

例えば戻ったとして、溶け込んだとしたら、もう徳川家康さんのいろんな経験したこととかも全部吸い込まれてて、記憶とかもですね、集合魂は持ってますよ。集合魂は持ってるけども、その今度、例えばその集合魂出てきくる小ダマには最初は全くないわけ。でも必要ならば入れるわけよ。でもまあ入れないですよ。

徳川家康の前世の記憶なんか入れたら、そもそもそのクオリティが高くない魂の集まりだから。エネルギーはあるけどね。もうすぐこうなっちゃって（鼻を高くするジェスチャー）自分は徳川家康の生まれ変わりであるとかなっちゃって、本当に迷っちゃうから、まず入れないです。それが1つ。

それと、徳川家康の欠点は結構いっぱいあったわけ。

天下統一したけども、統一するような運命線ってか宿命を持ってたんだよね。だから統一したんだけど。あの人の力っていうか、宿命の力だよね。

欠点も結構あってですね。

ほら、ホトトギスの話あるじゃないですか。泣くまで待とうホトトギスが確か家康だったと思うんだけど、 積極的に自分から動くことはあんましない人、この人はね。

新しいことをやってんだけど、徳川時代最初の時に。でもあれ、徳川家康がやってるわけじゃなくて、天海がやってんですよ。天海僧正ってのがいて。なんつうんだろう、人の話は割と聞くよね、この人。

だから、そういういいとこもあれば、なんか新しいことするとか、積極性とかいうのはないから、今度出すときは、じゃあもう少し積極性をつけてくるように、そういう風な算段をして、そういう運命を持たして降ろすという形にするわけですよ。

それでじゃあこの人の、その出てきた魂は徳川家康の魂かっつうと違うわけ。徳川家康の集合魂から出てきたけどもはっきり言って全然別の魂なわけですよ。

徳川家康の記憶も入ってないし、そもそも。自分はその駿府城にいたとかさ、そんな記憶も皆目ないわけですよ、入れないから、最初の時はね。

だから、そういう構造なわけ。ある人もあるんだよ、中には。なんていうんだろ、近い、非常にその。集合魂に戻ってあそこはどうしても修正したいと、あのバージョンで修正、似たようなバージョンで修正したいっていう場合は、 似たようなバージョンのとこに降りて、例えばパリのどっかに昔住んでて、またそこへ戻って、なんかこうクリアしなきゃいけないミッションが残ってた。とすると同じようなバージョンのとこに戻ってやるとかあるんですよね。

だいたい皆さんはなんていうの。 過去から未来に出てくると思ってるかもしれないけども、宇宙全史の質疑応答呼んでればわかるけども、 未来から過去に転生する場合もあるからね。もう本当に学びのためならなんでもするんだよ、集合魂ってのは、必要ならね。因果律が許す限りはやります。

そういうわけで、小ダマのアイデンティティーっていうのは、 なかなかひと筋縄ではいかないですよね。宇宙全史が始まる前の前世の概念ってのは本当もシンプルな概念だったんだけど、 本当のその精神世界、魂の世界とかを探っていくとそういうことになるわけ。

『その一方で、小ダマにはそれぞれ当てられたテーマがあり、それをクリアできるまで回数制限はあれど何度でも繰り返す、ともあります。このことは、小ダマは前の生の時と全く同じ魂ではないにしろ、魂に普遍な部分（ 核のようなもの）が個として持っていなければ、線引きがされず成立しないのではないかと思います。』

その通りですね。

その核のような部分が集合魂です、大本の集合魂。だから、集合魂が人間だと思えばいいさ。 降りてくる小ダマは人間じゃなくて部分ですよ。なんていうの。目玉とか、 指先1本、小指とか爪とかですね。髪の毛1本とか、それだとわかりにくいから、エネルギー。

この体全体がエネルギーだとしたら、そのエネルギーの一部をちぎって餅みたいにですね、ちぎって、その修正すべき要素をそこに詰め込んで下ろすという形だよね。

問題はその小ダマがその地上において素直にその課題を消化、ミッションをクリアすればいいんだけども、そうじゃない。

ここは面白いとこだけど、自我を持ち始めるじゃないですか。自我持たないとそこで生活できないから。自我を持たないと共同生活、社会生活できないでしょ。だからも持たなきゃいけないから持っちゃうんだけども、自我を持つと今度はエゴを持つんですよ。自分が自分がという。

自分が1番とかね、昨日（前回）あったよね。それはみんな同じだよって言った。「誰かに評価されたい」「何者かでありたい」「自分に与えられた使命は何か」自分を価値付けするエゴですね。そういうのも含めてですね、そのエゴは割と高度なエゴなんだけど、そうなっちゃうわけ。

もう元々の宿命ってのは持ってるわけ、集合魂が与えられた。で、自分が作ったそのなんつうの、路線、それを運命というわけよ。宿命と運命がこう、ぐちゃぐちゃに絡んで、 人生がわけがわからなくなるということですね。

（※集合魂から与えられた元々の宿命を探っていく）

この魂のシステムの一連の流れが理解できず質問させていただきましたと。

ご多忙のことと思いますが、どうぞよろしくお願いしますと。

なかなかいい質問でしたね。はい、今日も勉強になりました。お疲れ様でした。